秋花粉と鍼灸の関係性
こんにちは!
DOLCE BEAUTY SALONです。
11月に入り気温が一段と下がり秋の訪れを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
季節の変わり目は日によって気温差があるだけでなく日中と夜間の寒暖差もあり、体への負担がかかりやすくなります。
そのため体調が優れなかったり肌荒れや自律神経のバランスが乱れ、疲れやすくなります。
また、花粉症は春が強いイメージですが秋にも花粉症があります。
秋花粉とは
秋の花粉症で主に原因となるものはブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった草の花粉です。
これらの植物の花粉は遠くまで飛ぶことはありません。
飛散範囲は広くても数十メートル、最大200kmまで飛散するスギ花粉と比べて狭いのが特徴です。
また、雑草は生命力が強く、河川敷や公園、家庭の庭や道路の脇などの緑地、至るところに生育します。
一部のスギ花粉が10月にはじまっている点も要注意です。2~3月に十分成長できなかったスギ花粉が、雄花の中に残り、「熟成」して秋にも飛散してしまいます。
なぜ花粉症になるのか
花粉症はアレルギー反応の一種です。
異物が体内に侵入することで、身体の防衛反応が過剰におこり、鼻水や眼のかゆみなどの症状を引き起こします。
原因としては、疲労やストレスなどで身体の免疫力や自律神経のバランスなどが崩れると、症状がでやすくなります。
また、季節の変わり目でいろいろなストレスが身体にかかり自律神経が乱れやすくなります。
十分な睡眠、バランスのとれた食事、身体を冷やさないなど、少し生活習慣を見直し身体のバランスを整えることが大切です。
自律神経とは
自律神経とは私たちの体にある神経系の一部で、「交感神経」と「副交感神経」の2種類から成り、互いにバランスを取りながら体の状態を整えています。
活動時に優位になる「交感神経」と、リラックスしているときに優位になる「副交感神経」がありそれらが状況に応じて交互に働き身体が最適になるように微調整しています。
心身のストレスや不規則な生活が続くと自律神経のバランスが乱れこの微調整がうまくいかなくなりさまざまな不調が現れることになります。
鍼灸治療は自律神経を整えアレルギー反応を起こりづらい状態にする効果があるためおすすめです。
花粉症になりやすい体質
・疲労やストレスが多い方
・睡眠不足の方
・生活リズムが乱れている方
などがあります。
「疲れ」はアレルギーの大敵です。疲労が溜まると様々なことに影響します。また疲れは自律神経の乱れが原因として考えられます。
花粉症と鍼灸治療の関係
花粉症に対しての鍼灸治療の効果
体質改善のための鍼灸治療の他に、花粉症に有効なツボを刺激することによって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が改善します。
また、鍼灸治療は花粉症の時期が終わっても続けることが最大の秘訣です。
長期間の治療を続けることで体質改善ができ、花粉症になりにくい体質に変えていくことができます。
なぜ花粉症に鍼灸治療が効くのか?
鍼灸治療は自律神経を整え、免疫システムを調整するため、アレルギー反応を起こりづらい状態にすることが期待できるからです。
また、鍼には消炎作用があり、患部に鍼を刺すことで、白血球が集まり炎症を抑えるため、花粉症の症状が軽減します。
自分でできる花粉症対策
効果的なツボ5選
鍼灸治療を行う事で自律神経を整え、免疫細胞のアンバランスを防ぎ、過剰反応が起こりづらい状態になります。
定期的に鍼灸院でお顔やお身体のメンテナンスをするのが1番ですが、それと合わせて家でのセルフケアに「花粉症対策のツボ押し」をぜひ実践してみてください。
・「印堂」いんどう
→眉間の中央
鼻づまりや蓄膿症、鼻水などの改善に効果があります。
・「迎香」げいこう
→小鼻の開いた根本のすぐ横(くるくると回したり、強めに押すと効果的)
呼吸改善、肌のたるみ防止、鼻水予防
・「攅竹」さんちく
→左右の眉頭のすぐ下にあるくぼみ(くるくる回す)
目のかゆみや充血、腫れぼったさなどをとるのに効果的なツボです。
・「上星」じょうせい
→顔の左右の中心と髪の生え際から2㎝程上がったところ
鼻水や鼻の通りを良くしたいときに使うツボです。
・「合谷」ごうこく(万能ツボ)
→親指と人差し指の間
目の症状、肩こり、ストレス軽減に効果があります。
実践する際は、ゆっくり息を吐きながらツボを数秒押し、リラックスすることが大切です。
セルフケアに必須の円皮鍼
特にオススメは、円皮鍼を使ったご自宅でのセルフケアです。
円皮鍼とは、貼る鍼の一種です。テープ真ん中に短い鍼が付いていてツボを刺激します。
痛みが少なく、目立ちにくく貼ったままにできるので治療効果を持続する特徴があります。
当店でも円皮鍼の使用方法をお伝え致しますので、ご自宅で花粉症対策を行いたい方は是非お気軽にお問い合わせください。
まとめ
花粉症がひどくなり、薬の副作用の眠気が仕事に支障をきたしたり、アレルギー症状が強く日常がかなりお辛い状態の方には、
セルフケアで即効性のあるツボを押し、さらに免疫力向上の鍼灸治療を施すことにより症状が改善されます。
また、鍼灸は薬を使わないので妊婦さんや妊娠を希望されている方、持病でお薬や免疫療法などをおこなえない方、小さいお子さんからお年寄りまでどなたでも受けることのできる治療です。
施術頻度は症状により異なりますが、理想は1週間に1回のペースで通って頂くとより効果を実感していただけます。
つらい症状の改善だけでなく身体の調子を整えて自然治癒力や免疫力を高めることで、病気の予防にも役立ちます。
免疫が過剰に反応しないよう体調を整えることが大切になるため、体質を改善し自律神経を調整しましょう。